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小坂・下北沖
酒樽
さかだる
この道祖神は「酒樽」と呼ばれているよ!
二人の神様の足もとにあるもの、
これ、なんだか分かるかな?
そう、これが、お酒の入った樽だよ!
二人の神様は、今まさに、結婚の儀式の真っ最中。
夫婦になるための誓いのお酒を酌み交わしているんだよ。
女の神様は、
お酒をつぐための「ひさげ」と呼ばれる入れ物を持って
男の神様の前にひざまずいている。
男の神様は、盃(さかずき)に
ついでもらったお酒をこぼさないように気をつけながら
もう一方の手を、女の神様の袖の中に入れているね。
そして女の神様も、男の神様の袖の中に手を入れているよ。
とっても仲良しの情熱的なお二人だね。
この像のように、女の神様がお酒を持ってひざまずき、
結婚の儀式をしている様子を表した道祖神は、
山形村には、あと2つ
「袖中祝言」と「車屋美人」があるよ。
ぜひ、そちらも探してみてね!