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下大池・橋爪東(下大池公民館前)
筒井筒下大池
つついづつしもおおいけ
この道祖神は「筒井筒下大池」と呼ばれているよ!
「筒井筒」っていうのは
こどもの頃からの男女の友達同士が、
恋人になって、結婚をする、という物語のこと。
山形村には「筒井筒」という名前の道祖神が4つあって、
石の選び方や作り方、作られた時期が同じであることから、
4つとも、同じ職人さんが作ったものだと思われているよ。
でも、ほかの3つと比べると、
この「筒井筒下大池」は、とびぬけて華やかで、
まるでひな人形のように、優雅な雰囲気があるのが特徴です。
女の神様は、若くて美しい上に、とっても積極的。
かぶっている冠が邪魔になるぐらい、
男の神様にぴったりと寄り添っています。
でも、お顔の表情を見ると
ちょっぴり照れて、恥ずかしそう。
とても幸せそうなお二人だね。
最近になって、この道祖神が、
フランスやカナダ、アメリカなどで紹介されて、
研究者や道祖神ファンの間で、
人気が高まっていることは知ってるかな?
「筒井筒下大池」は
山形村・長野県を飛び出して、
今や、日本を代表する道祖神と言ってもいいくらい、
道祖神の最高傑作なんだよ!
それでは、山形村にある
ほか3つの「筒井筒」も、ぜひ探してみてね!